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「混合水栓のハンドルレバーから水が漏れている!」際も、ご自分で対処できる場合があります。
今回は、混合水栓の切り替えレバーから水が漏れている場合の対処法をご紹介します。
混合水栓のハンドルレバーから水が漏れる原因は、左右のハンドルのあいだに格納されている切り替え弁ユニットの劣化が原因と思われます。
この切り替えユニットは、メーカーにより、切リ替え部とか切り替え弁、切替バルブなど様々な名称が使われていますので、調べる時にはご注意ください。
切り替え弁はその名の通り、カラン(蛇口)とシャワー部への給水を切り替える部品です。
ちなみに、TOTOの切り替えユニットはこのようなかたちになっています。
左から、切替レバー、開閉ユニット、スペーサーです。
水栓メーカーKVKのPZ669はシンプルで、
1つの部品のみの交換で完結するようになっています。
それでは、早速交換方法を見ていきましょう。
[混合水栓の切り替えレバーから水が漏れた場合の対処法]
1.まずは止水栓か元栓を閉め、水の供給を止めます。
止水栓は、混合水栓の下部にあります。
マイナスドライバーで時計まわりに回らなくなるまでまわします。
家全体の水を止める元栓は、マンションの場合はメーターボックス内部、一戸建ての場合は水道メーター付近の地面にフタが設置されていると思います。
2.水が止まっていることを確認したら、まずは切り替えレバーを外側に引き抜きます。
稀にレバーがビスで止められているケースがありますので、そのような場合には精密ドライバーで外してから引き抜いてください。
レバーが外れたら、その内側にあるカランとシャワーの切り替え向きの絵が描いてある輪(インデックスと言います)を外します。このインデックスも基本的には手で外れます。どうしても外れない場合は無理をして割るようなことがあってはいけませんので、水道修理受付センターにお電話ください。
3.インデックスが外れたら、ナットが出てきます。内部はナットで締められています。
手前にまわして弛めます。
(写真は横になっていますが、実際には縦方向に収まっています。)
手で回らなければ、プライヤーなどの工具を使って外してください。
プライヤー
4.ナットが外れたら、あとは格納されている切替ユニットを取り外します。
先にご紹介したTOTOの場合は、スペーサーを先に取り外してから開閉ユニットを、KVKの場合は、いきなり本体の先端の心棒を引き抜きます。取り外し方はメーカーや品番によって微妙に異なります。
数年に渡って使用を続けた切替ユニットは、水栓本体と固く密着して取り外しにくいと思います。
スペーサーがある場合には、本体との隙間にマイナスドライバーを差し込んで浮かせると外れやすいと思います。
心棒は、プライヤーなどで挟んで引き抜きますが、それでも外れない場合があります。そのようなときは、プライヤーで挟んで、加減しながらハンマーで叩いてみてください。
5.今回の交換作業では、この古い切替弁ユニットを取り外す作業が最も困難だと思います。
すべて、取り外すことができたら、用意しておいた新しい切替弁を取り付けて完了です。
手順を間違えないように、工程ごとに写真を撮り、メモを取るなどしておくと安心です。
6.完成したら、止水栓を開けてカランとシャワーを切り替え、正常に動作するか、水漏れがないかチェックしてみてください。
問題がなければ終了です。
浴室水栓の寿命は概ね10年程度と言われています。
今回、ご紹介した切替弁ユニットも、その程度の期間は正常に動作すると思います。
とすると、切替弁ユニットに不具合が発生して、新しく交換しても、その後に温度調節ユニットや、そのほかの部分に不具合が出る可能性も高いと思われます。
かなり古く、その後、使用中の故障も心配であれば、交換されることをお勧めいたします。
そんな時は、水道修理受付センターまでご連絡ください。
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技術者としての意識向上、明確丁寧な説明など細心の注意を払います。
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