トラブル対処法

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トイレの水漏れ対処法

カテゴリー:トイレ

「トイレの床が濡れている。」
「拭いても拭いても水が浸みだす。」
「便器の内部にちょろちょろ漏れている水が止まらない 。」

このような症状が出た時にどうすべきか?

「すぐに水道工事会社を呼ぶと、大したことなくても出張費などのお金がかかっちゃう。」
「自分でできることなら、自分で直したい。」
「自分でやるべきか、水道工事会社に頼むべきか?正しく見極めたい。」

そのようにお考えの方のために、対処法をご教示します。

まずは水漏れ箇所の確認から!

1. まずは漏れている水を止めましょう。トイレへの給水の元となる止水栓を閉めます。

 

止水栓はマイナスドライバーで、動かなくなるまで右に回します。

2.次に、水漏れがどこから発生しているかを確認します。水漏れが発生する場所は、次の7か所です。

・給水管



・タンク上部、レバー



・タンク下部



・便器本体



・温水洗浄便座



・便器内部



水漏れの発生場所が確認できたら、それぞれの場所に応じて、以下のように対処してください。発生場所が確認できない場合は、水道修理受付センターにお電話ください。症状をお聞きし、お電話で判断できるようであればご教示いたします。


水漏れ発生場所別の対処法

・給水管の水漏れ



止水栓からタンクまでの配管内で水漏れが起きている場合は、ナットが緩んでいるか、パッキンの劣化が原因です。まずは、その配管接合部分のナットを固く締めなおして様子を見ます。ナットを締める際、場所によっては、回す方向が見分けにくい場合があります。そんな時に反対方向に回してしまうと、水があふれてしまいます。そんなことにならないよう、止水栓が閉まっているかどうか再度確認し、作業するナットの下にはバケツをセットしておきましょう。



バルブは、モンキーレンチで慎重に、固く締まるほうに動かなくなるまで回します。まずはこれでしばらく様子を見ます。

それでも水漏れが止まらない場合は、配管内部のパッキンを交換します。止水栓が締まっていることを確認し、水漏れしている個所のナットを、今度は緩む方向に回し、取りはずします。



内部のパッキンを取り出します。



パッキンのサイズは多岐にわたります。この状態で一旦作業を止め、劣化したパッキンを持ってホームセンター等に行き、同じサイズのモノを購入し、交換して元に戻せば工事完了です。これでも水漏れが止まらない場合は、作業に問題があるか、他に原因があるものと考えられます。このようなときには水道修理センターにお電話ください。


・タンク上部、レバーの水漏れ



タンク上部のフタやレバーから水が漏れるケースは、まれです。ご理解いただくために、水洗トイレの仕組みを簡単にご説明しましょう。

 

まず、右手のレバーを引くと、鎖でつながっているゴムフロートが引き上げられ、タンクに溜まった水が便器に流れます。水が流れることにより、浮き球が沈み、ボールタップが開くことで給水され、タンクに水が溜まる仕組みです。

何らかのトラブルにより、給水が止まらずタンクがあふれるのを防ぐために、オーバーフロー管が用意されており、ある程度の水位を超えるとそのオーバーフロー管から便器に水が流れる仕組みになっています。

洗面ボウルの上部にも穴がありますよね。あの穴も水があふれないように設けられています。名称もオーバーフローといいます。



タンクのフタや、レバーから水があふれるということは、タンク内の水位が異常に高くなっているということ。フタを開けてオーバーフロー管につまりがないかを確認し、あればつまりを解消します。

つまりがないのに水があふれるようであれば、内部の仕組みに何らかの故障か異常が発生しています。このような場合は水道修理センターにお電話ください。


・タンク下部からの水漏れ



タンクと便器は配管でつながっていますが、そのつなぎ目にもパッキンがあり、水漏れを防いでいます。このつなぎ目から水が漏れるのは、そのパッキンが劣化しているか、異常が発生していると考えられます。水を止め、便器とタンクを解体し、パッキンを交換するか正常な状態に戻す必要があります。このような場合は無理をせず、水道修理センターにお電話ください。


・便器本体からの水漏れ



便器本体から水が漏れるのも非常にまれです。考えられる原因は、便器と床の間をつなぐパッキンが劣化しているか、異常があるか、もしくは便器にひび割れがある場合などです。便器を床から外すとなると、一大事です。このような場合も水道修理センターにお電話ください。


・温水便座の水漏れ



温水洗浄便座は家電製品です。まずは、その取扱説明書に対処法がないかを確認します。解決しない場合はそのメーカーの対応窓口に連絡し、症状と解決方法を確認します。

故障の場合、そのメーカーの担当者が修理することになりますが、製造終了後の部品供給期間は概ね6年で、交換部品が手に入らない場合も少なくありません。

ちなみに、温水洗浄便座の寿命は7〜10年といわれており、その期間を過ぎている場合は交換を視野に入れられることをお勧めいたします。温水洗浄便座交換のご用命は、水道修理センターにお電話ください。


・便器内部の水漏れ



流した後もちょろちょろと便器の内部に水が漏る。これは、水を流した後、ゴムフロートが排水弁をしっかり閉めていないのが原因です。



水洗トイレの仕組みをおさらいしますと、

1.レバーを引く
2.連動したゴムフロートが排水弁から離れ、タンクの水が便器に流れる
3.水が減ると浮き球が下がり、ボールタップが開いて給水開始。
4.同時にゴムフロートが排水弁を閉じて水がたまる。

この際に、レバーとつながったゴムフロートの鎖が絡まるなどして、排水弁が正常に閉まらないと、便器に水が漏れ続けます。

鎖を元に戻し、ゴムフロートが正常に排水弁を閉めれば解決します。しかし、ゴムフロートの劣化などが原因で水が止まらない場合も少なくありません。
そんな時は、水道修理センターにお電話ください。適切に処置を行います。

これまで、水漏れの発生場所ごとに対処法をご紹介してきましたが、実際には原因がつかめない場合も少なくありません。

トイレの水漏れは、多くの場合、経年劣化によって発生します。主な原因は、長期間使用したことによる便器のぐらつきです。便器がぐらつくと連動するタンクや給水管にも力が加わりゆがみが生じ水漏れの原因となるのです。

便器のぐらつきは、小さな振動程度のモノである場合が多く、使用されている方は、通常気付かれません。

原因が判然としない場合も、水道修理センターにお電話ください。水漏れの原因を根本から見直し、適切に処理いたします。

エバーリンクス 2021.05.13

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