「キッチンの下から水が漏れている！」と思った時にも、工事会社にすぐ依頼するのではなく、ご自分で対処できる場合があります。今回は、キッチンの下から水が漏れている場合の対処法をご紹介します。

キッチンの下には、お水やお湯を供給する給水給湯管と、使ったお水やお湯を排水する排水管が通っています。

キッチンの下から水が漏れる原因は、この給水側か、排水側か、どちらかに原因があります。

給水側の原因は２つ。

1.給水管のナットの緩み
2.止水栓と、給水管のつなぎ目に挟んであるパッキンの劣化、のいずれかです。

排水側の原因は３つ。

1.排水パッキンの劣化
2.排水管のつなぎ目にあるナットの緩み
3.排水管の破損のいずれかです。

排水管が破損している場合は、交換が必要です。

排水管が破損している場合はこちらの記事をご覧ください。（排水管の交換方法へリンク）

説明するまでもありませんが、蛇口がついている２つの配管が給水・給湯管、その右に見えるシンクとつながっているのが排水管です。

キッチン下からの水漏れ対処法

まずは、給水・給湯管からの水漏れ対処法をご紹介しましょう。

最初に、漏れている給水給湯管の止水栓を止めます。

蛇口の水を止めるのと同じく、時計回りにまわします。

1.給水管のナットの緩み

この蛇口のすぐ上に、給水管とつながるナットがあります。

まれに、このナットが緩んでいる場合があり、それが原因で水漏れが発生する場合がありますので、締まる方向にまわしてみましょう。

2.止水栓と、給水管のつなぎ目に挟んであるパッキンの劣化

1.のナットを締めても水漏れする場合には、内部のパッキンが劣化している可能性が高いので交換します。

ナットをレンチでゆるめ、給水管を外します。この際、水がこぼれやすいので、バケツや雑巾などを用意しておきましょう。

あらかじめ品番がわかれば新しいパッキンを用意しておきます。

わからない場合は、古いパッキンをホームセンターなどに持参して、適合するものを揃えましょう。

パッキンを交換したら、止水栓をまわして水を流し、水漏れが止まったかどうかを確認します。

それでも止まらないようなら、水道修理受付センターにお電話ください。

また、蛇口側とのつなぎ目にもナットとパッキンがあります。通常、このつなぎ目は奥にあり、作業がとてもしにくいと思います。

このつなぎ目から水漏れする場合にも無理をせず、水道修理受付センターにご連絡いただくことをお勧めいたします。

次に排水側の解決方法をご紹介しましょう

1.排水パッキンの劣化

キッチンのシンク内部にある排水口の金属が重なる部分には、パッキンが挟まっていて水が漏れるのを防いでいます。

このパッキンが劣化すると、シンクの下に水が漏れる場合があるので、交換します。

交換するにはまず、シンク下の排水トラップの上部にあるナットを反時計回りにまわして、外します。

ナットを外すと、固定されていた排水トラップが緩みます。

緩んだ排水トラップを持ち上げると、挟まっていた排水トラップパッキンを取り外すことが出来ます。

事前に品番がわかれば、購入しておきましょう。

わからなければ、劣化したパッキンをホームセンターに持参して、新しいものを用意します。

新品を用意できたら取り外した時の逆の手順で取り付け、ナットを締めて水漏れが止まるかどうかを試します。

2.排水管のつなぎ目にあるナットの緩み

排水管によっては、つなぎ目となるところをナットで締めるタイプのものがあります。

まれにこのナットの緩んでいるところから水が漏れる場合もあります。

ナットが緩んでいないかどうか確認しましょう。

3.排水管の破損

排水管が破損したら、新しいものに交換する必要があります。

排水管の交換も、ご自身でできる場合があります。

その方法については、こちらでご紹介していますので、ご参照ください。（排水管の交換方法へリンク）

上記の方法を試しても水漏れが止まらない、あるいは、「わが家のキッチンは上の方法のいずれもあてはまらない！」という場合には、水道修理受付センターにお電話ください。

ご連絡をお待ちしております。